1995
Vince Neil、ソロ名義2枚目のアルバムが完成しているにも関わらず、所属レーベルWarner
Brothersの体制変更により、リリース日が決まらず。
時間を持て余したVinceは再びカー・レースに夢中になり、レーシング・チーム「P.I.G.
Racing」でロングビーチ・グランプリに出場するなど、多額の資金をつぎ込み本格的に活動。
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1995/02
Tommy Lee、撮影中のPamela Andersonを追いかけてメキシコに向かい、現地でプロポーズ。4日後にそのまま結婚式を挙げる。
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1995/03
Vince Neil、別居中の妻Shariseとの間にもうけた当時4歳の娘Skylar(スカイラー)が癌に侵されていることが発覚。ShariseとVince、また双方の家族やVinceのガールフレンドHeidiによる必死の看病生活が始まる。
Vinceは、日中はSkylarの病院に居座り看病、夜は心労とストレスからナイトクラブ(Moonshadows)に入り浸り、深酒をするという日々が続く。
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1995/04
Tommy Lee、マリブの豪邸で妻Pamela Andersonとの新婚生活を楽しむが、常にメディア(パパラッチ)に追われる日々に怒り、思わずバルコニーからショットガンを構えた姿をテレビ・クルーに撮影されてしまう。
TommyとPamelaのカップルは常にゴシップ誌の標的になり、Tommyの私生活は無くなり始める。
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1995/05/23
Nikki Sixx、妻Brandi Brandtとの間に次男Dekker
Nilsson Sixx(デッカー)をもうける。
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1995/06
Vince Neil、数度の手術と化学療法を経て小康状態だった愛娘Skylarに再び腫瘍が発見される。結果、Skylarは通算6回の手術を受けることになるが、それに伴いVinceの生活も荒んでいく。
VinceはSkylarの回復を祈り、"Never Ending
Love"と題されたバラードをレコーディング
(後にタイトルが"Skylar's Song"と改められ、Vinceの2ndソロ・アルバムに収録される)。
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1995/06
MOTLEY CRUE、通算7作目となるアルバム制作に着手。レコーディング予算削減のため、最初はTommyの自宅、やがてNikkiの自宅(あまりに広すぎるため、当時のNikkiはこの家の維持費に頭を痛めていた)に場所を移して作業が行われる。
仮タイトルは「PERSONALITY #9」(9番目の人格=「DECADE
OF DECADENCE」, 「QUATERNARY」を含む"8枚"のアルバムに次ぐ9枚目のアルバムの意味)と名付けられ、プロデューサーには「DR.
FEELGOOD」の一部の曲でエンジニアを務めていたScott
Humphrey(スコット・ハンフリー)を起用。
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1995/08/05
Mick Marsがゲスト・ギタリストとして参加した、Carmine
Appiceのセッション・アルバム「GUITAR ZEUS」がリリースされる。
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1995/08/08
Vince Neil、ソロ名義2枚目のアルバム「CARVED
IN STONE」リリース。
→ アルバム詳細
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1995/08/15
Vince Neilの愛娘Skylar(スカイラー)、4歳でこの世を去る。
Vinceが病院に駆けつけた時にはSkylarは既に亡くなっており、最後の寝顔を看取ったVinceは、ナイトクラブ(Moonshadows)で意識を失うまで泥酔。
(※後にVinceは「あの時、神様に何度も何度も祈ったのに、神はSkylarを助けてくれなかった。だからオレは、もう神なんて信じないんだ」と語る)
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1995/08/15
Tommy Lee、Vinceの娘が亡くなった事を知り、Vinceに3年半ぶりに電話を掛けて慰める。その後Tommyは、ピンク色の小さな棺で埋葬されたSkylarの葬儀に花を贈る。
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1995/09
Vince Neil、愛娘を亡くしたショックからアル中状態となり、リハビリ施設への入退院を繰り返す。
リハビリ中に妻Shariseとの離婚を成立させたVinceは、気持ちを新たに恋人Heidiとの生活を始める。
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1995/09/21
Mick MarsがJohn Corabiと共に参加したJeff
Beckのトリビュート・アルバム「JEFFOLOGY」がリリースされる。
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1995/10/03
Tommy Leeの33歳の誕生日、Tommy邸にて妻Pamelaの仕切りによる盛大なパーティが催される
(少し前にPamelaが流産していたため、誕生を心待ちにしていたTommyは落ち込んでいた)。
「Tommyland」と名付けられた中庭には多くのゲストと共に大道芸人が呼び寄せられ、パーティは夜を徹して続いた。
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1995
Newアルバムに向けたMOTLEY CRUEのレコーディングが続けられる中、エレクトロ・グランジ系のサウンドを指向するNikkiと、コンポーザーとして自信を持ち始めたTommy、それぞれのエゴの対立にプロデューサー
Scottの思惑が絡み、自分の居場所を無くしたと感じたMickはバンドからの脱退を考えるようになる。
また、皆の欲求不満の捌け口にされたJohnは、矛盾だらけのプレッシャーを受ける辛い日々が続く。
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