GIRLS, GIRLS, GIRLS |
1987/05/11
4thアルバム「GIRLS, GIRLS, GIRLS」からの先行1stシングル"Girls,
Girls, Girls"リリース (B面は"Sumthin'
For Nuthin'")。プロモーション・ビデオのディレクターはWayne
Isham。
曲中で「Raising Hell at the 7th Vail」と歌われ、プロモーション・ビデオで4人がバイクで乗りつけ店に入っていく場面や、ダンサーが踊るシーンの撮影にはHollywoodのストリップクラブ「The
Seventh Veil Theater」が使われた (TommyとNikki、ロケハンにも積極的に参加(笑))
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1987/05/14
4thアルバム「GIRLS, GIRLS, GIRLS」のリスニング・パーティが、Hollywoodのストリップクラブ「The
Body Shop」で行われる。パーティにはなぜかYngwie
Malmsteenが居たが(Yngwieは、常日頃からメディアでMotley
Crueをコキ降ろしていた)、Nikkiは即座に警備員に命じ、彼を放り出させる。
Nikkiはジャーマン・ポインターの子犬を飼い始める。犬の名前は「Whisky」。
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1987/05/15
4thアルバム「GIRLS, GIRLS, GIRLS」リリース。プロデューサーは前作に引き続きTom
Werman。初登場となる週間チャートで最高位5位を記録。
→ アルバム詳細 |
1987/05/29
Nikki Sixx、映画のサントラ用にKISSのGene
Simmons(ジーン・シモンズ)と曲を書く。が、Geneから「詩が過激すぎる」とされ、お蔵入りとなる。
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1988
Vince Neil、ツアー開始と前後して、泥んこレスラーの
Sharise Ruddell(シャリーズ・ルデル)と付き合い始める。
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1987/06/19
■GIRLS, GIRLS, GIRLS - North America Tour
(1987/06/19 - 1987/11/29)
アルバム「GIRLS,GIRLS,GIRLS 」リリースに伴う北米ツアーがTucson,
AZ (Tucson Community Center)からスタート。ドラム・ソロ時に一回転(360度)するTommyのドラム・キットを始め、Donna
McDaniel(ドナ・マクダニエル)と Emi Canyn(エミ・キャニオン)による女性バック・コーラス・チーム
Nasty Habits(ナスティ・ハビッツ)の起用など、ステージ・セットは更にショウアップし、移動には専用ジェット機が用いられる。サポートはWHITESNAKE(ホワイト・スネイク)。
<1987/08/08 - Providence, RI
(Civic Center)>
01. All In The Name Of ...
02. Live Wire
03. Dancing On Glass
04. Looks That Kill
05. Red Hot
06. Home Sweet Home
07. Too Young To Fall In Love
08. Wild Side
- Mick Mars Solo -
- Tommy Lee Solo -
09. Shout At The Devil
10. Smokin' In The Boys Room
11. Jailhouse Rock
--- ENCORE ---
12. Rock n' Roll Medley
(Helter Skelter - Highway To
Hell - Walk
This way - Rock And Roll)
13. Girls, Girls, Girls
ショウのオープニングSEには、David Rose &
His Orchestraにより1962年に全米No.1を記録したインスト曲"The
Stripper"が使用された (David Roseは、日本でもおなじみの海外ドラマ「大草原の小さな家」の劇中音楽などを手掛けたコンポーザーで、自身の楽団を率いて作品を発表するなどして活動していた)
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1987/06
Mick Mars、北米ツアー中にバック・コーラス・チーム
Nasty HabitsのEmiと付き合い始めるが、ツアー前の取り決め「仕事仲間には手を出さないこと」を破ったとして、Nikki,
Tommyからイジメを受ける。
ストレスを紛らわせるため、Mickはアルコールに依存。ステージ上でもウォッカをストレートで飲んでいた
(Mick側にやってきたVinceとNikkiが水と間違えてガブ飲みし、驚愕することもしばしば)。
またVinceも、1985年のTHEATRE OF PAINツアーにおけるNikkiとTommyからの仕打ち(1984年12月にVinceが起こした事故に関連し、わざとVinceを苛めるようなことをしていた)以来、ツアー先ではマイペースを貫いており、バンド内には明らかな距離感が生まれていた。
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1987/07
アメリカの歴史あるカルチャー雑誌「Rolling
Stone」にて、バンドが表紙を飾る (写真はツアー初日のアリゾナ州Tucsonで撮影されたもの)。
ただし、バンドの写真に添えられていたコピー「HEAVY
METAL - It's Loud, It's Ugly,
It Won't Go
Away」(ヘビィ・メタル - それはうるさい、醜い、でも無くならない)が、Nikkiを大いにムカつかせる。
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1987/0722
1982年8月にリリースされたデビュー・アルバム「TOO
FAST FOR LOVE」がプラチナ・ディスクを獲得
(売り上げ100万枚超)。
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1987/0726
オハイオ州ヘブロン(Hebron)のBuckeye Lake
Music Centerにて、大掛かりな野外コンサート開催。サポートはWHITESNAKEにプラスしてANTHRAX。ツアー中でほぼ最多となる4万人を動員。
ヘブロンでのショウの後、しばしのブレイクでLAに戻ったNikkiは新曲"A
Is For Asshole"を書き上げる(「Aはケツの穴(Asshole)のA」...未発表)。
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1987/08/26
Nikki Sixx、愛憎半ばの関係であった恋人Vanity(ヴァニティ)と別れる
(が、その後も暫く惰性の関係は続く)。
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1987/08/10
アルバム「GIRLS, GIRLS, GIRLS」からの2ndシングル"Wild
Side"リリース (B面は"Five Years
Dead")。プロモーション・ビデオの撮影は1987/09/20のIndianapolis,
IN公演にて行われた。
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1987/09
ツアー前のリハビリにより、中毒性の高いヘロイン注射は止めていたNikkiだが、次第にドラッグと深く交わる日々を送るようになる(コカインとマリファナ、そしてアルコールは止めてはいなかった)。Nikkiを心配して、AEROSMITHのSteven
TylerとJoe Perryが助言を送る。
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1987/10/15
北米ツアー中のTacoma, WA (Tacoma Dome)公演。Nikkiはショウに母親と妹を呼び寄せるが、ドラッグで鬱状態となっていたNikkiは2人を罵って追い返す。
この日のショウは正規のカメラによりビデオ撮影されるが、後に収録テープが流出。アンコールの映像が含まれない不完全版ではあったものの、「Motley
Crue初のプロ・ショット映像」としてブートレグ市場に広く出回ることになる。
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1987/10/19
アルバム「GIRLS, GIRLS, GIRLS」からの3rdシングル"You're
All I Need"リリース。
愛するがゆえに恋人を殺してしまったという切なくも美しいバラードだが、そのリアルな歌詞と映像により、プロモーション・ビデオはMTVで一時期放送禁止となる。
シングル・リリース当時、この曲は「実際にあった殺人事件を題材にNikkiが書いた曲」とされていたが、後のNikkiの著書『THE
HEROIN DIARIES』により、同曲はNikkiが1986年半ばまで交際していた女性Nicoleに向け、未練タラタラ(あてつけ)で書いた曲であったことが判明している(Nikkiは交際中にNicoleが浮気をしていたと勝手に思い込んでいたが、その相手とされたであるテレビ俳優Jack
Wagnerのヒット曲のタイトルが"All I Need"(1984年)。しかも、その後のNicoleのリアクションにムカついたNikkiは、知り合いのバイカーに頼んでJackを襲わせる...(未遂に終わる))。
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1987/10/27
「GIRLS,GIRLS,GIRLS」北米ツアー、6月からサポートを務めてきたWHITESNAKEが10/27にカナダで行われたMontreal,
QC公演をもってサポート終了。最終公演では同バンドのヴォーカリスト
David CoverdaleがMotley Crueのアンコール"Jailhouse
Rock"に飛び入り出演。
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1987/10
アメリカのMTVによるキャンペーン「Motley Cruise
to Nowhere」の当選者4人とバンドが、バミューダ諸島での豪華クルージングを行う。
このキャンペーンはコンテスト形式で行われ、勝者(ファン)4人はバンドとのプライベート・パーティの他に、豪華ホテルでの宿泊や賞金1000ドルを得るというもの。またキャンペーンに際し、メンバー4人が出演する同タイトルの帯番組(5分番組)がMTVで連続放映された
(番組の内容は、クルーズ中のMotley Crueの船内から、毎回メンバー1名が失踪していくというミステリー仕立てのミニ・ドラマ
(ただし、全ての筋書きはVinceとTommyが目当ての女性をドッキリさせるためのウソの手紙というオチであった(笑)))。
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1987/11/03
「GIRLS,GIRLS,GIRLS」北米ツアー、11/03のMobile,
AL公演より再開。ここから11/29のツアー終了までの全20公演のサポートはGUNS N' ROSES(ガンズ・アンド・ローゼズ)。
Nikkiは、この年の初頭からGUNS N' ROSESのギタリストSlashと交友を深めており、この起用を心待ちにしていた
(パーティの誘いを、「練習したいから」と断るWHITESNAKEのメンバーを常々Nikkiは嫌っていた)。
GUNS N' ROSESのメンバーを巻き込み、毎夜狂乱のショウとアフター・パーティが続けられた結果、ツアー終了時のNikkiは再び明らかなジャンキーとなっていた。
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1987/12/13
■GIRLS, GIRLS, GIRLS - Japan Tour (1987/12/13
- 1987/12/18)
名古屋 総合体育館 レインボーホールより、Motley
Crue2度目のジャパン・ツアー(全5公演)が行われる。
<1987/12/16 - 東京 日本武道館>
01. All In The Name Of ...
02. Live Wire
03. Dancing On Glass
04. Looks That Kill
05. Ten Seconds To Love
06. Red Hot
07. Home Sweet Home
08. Wild Side
- Mick Mars Solo -
- Tommy Lee Solo -
09. Shout At The Devil
10. Smokin' In The Boys Room
11. Jailhouse Rock
--- ENCORE ---
12. Helter Skelter ~ Highway To Hell ~ Walk
This Way ~ Rock And Roll
13. Girls, Girls, Girls
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1987/12 <「GIRLS, GIRLS, GIRLS」ジャパン・ツアー>
ドラッグ断ちをしながら日本にやってきたNikki。精神安定剤として持参したヴァリウムも効かず、大汗をかきながら気分最悪で空港に到着。
到着したTommy、いきなりズボンを脱いでお尻を出す。その後、ドラム・キットにマリファナが見つかり、機材を押収される。
大阪から東京への新幹線での移動中、酔っ払って狂人と化していたNikkiとTommy
(当時、2人は自分達をTerror Twins(テラー・トゥインズ
/ 恐るべき双子)と名乗っていた)。Nikkiは、MickとEmiに嫌がらせをしたあげく、車内でジャック・ダニエルのボトルを投げて乗客に怪我をさせ、東京駅に到着と同時に逮捕される
(翌日の朝方、釈放)。
Vince Neil、離日前夜に六本木のクラブで泥酔しヤクザとケンカになる
(その後、ホテルにオンナを連れて戻ったが、翌朝目覚めると自慢のロレックスが消えていた)。また、違う日にはホテルにオンナを連れ戻ったところ、LAからガールフレンドが到着しており、Vince焦る。
Mick Mars、酔っ払って人格を無くし、ゴジラの仮面を被り下半身を露出して立ち小便をする。
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1987/12/18
ジャパン・ツアー終了。バンドがアメリカに戻る準備をする中、Nikkiは東南アジアに旅行に出かけることを宣言。
旅行にはマネージャーのDoc McGheeと日本のプロモーター氏が同行
(NikkiがDocに、ナチスの格好と看護婦の姿をした売春婦2人を贈った翌日の香港で旅行は終了)。Nikkiは香港の占い師に「生き方を変えない限り、あなたは年末まで生きられないだろう」と告げられる。
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1987/12/22
LAの自宅に戻ったNikki Sixx、クリスマスを共に祝う家族も無く、孤独から逃れるためにRATTのRobbin
Crosby, GUNS N' ROSESのSlashなどを伴いクラブ「Cathouse」ヘ出掛け、思考が遮断されるまでドラッグをやる。
その後、当時は宿無し状態のGUNS N' ROSESが滞在していたホテル
Franklin Plaza Hotel(フランクリン・プラザ・ホテル)に赴いたNikki。GUNS
N' ROSESのドラマーSteven Adler(スティーヴン・アドラー)の部屋で、売人が注射したペルシャ産のヘロインにより血の気を失う...
Slashと彼のガールフレンドSallyの部屋に倒れ込んできたNikki、心臓停止状態に陥る。
Sallyによる応急処置と、救命士によるアドレナリン注射,
心臓マッサージを受けNikkiは蘇生。病院に緊急搬送される
(心臓が2分間停止していたNikkiは、後に幽体離脱していたと語る)。
「Nikki死亡」のニュースが飛びかう中、入院先の病院を抜け出したNikkiは、病院の前でキャンドルを灯し安否を気遣うファンの女の子2人の車に乗り自宅へ帰宅
(Nikkiの心臓停止時、救命士は見切りをつけようとしていたが、2人の女の子が「お願いだからもう一度!」と懇願。その結果Nikkiは蘇生している)。
帰宅したNikki、留守番電話に次のようなメッセージを吹き込む。
「Hey, It's Nikki. I'm Not Home Because I'm
Dead」 (やぁ、こちらニッキー。死んじまったんで、家にはいません)
翌日、血だらけのバスルームで腕に注射針を突き刺したまま横たわるNikkiを発見したマネージメントは、年明けから予定されていたヨーロッパ・ツアーの中止を決定する。
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1987/12
Nikkiの薬物問題、その他メンバーの飲酒癖などによる度重なるトラブルに困惑したマネージメントは、バンドを含めた関係者全員による緊急ミーティングを召集。
マネージメントから「バンドが正常化されなければマネージメントを降りる」と告知されたバンドは、次のアルバム制作までにリハビリを受けシラフになるという協定を結ぶ。
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