1996/01/08
■Vince Neil: CARVED IN STONE - Japan Tour
(1996/01/08 - 1996/01/12)
Vince Neilのソロ名義3度目のジャパン・ツアー、東京
新宿リキッドルームを皮切りに全4公演で行われる。バンド・メンバーはBrent
Woods (G), Robbie Crane (B), Vik Foxx (Dr)。
<1996/ 01/ 08 - 東京(新宿リキッドルーム)>
01. Kickstart My Heart
02. Look In Her Eyes
03. Breakin' In The Gun
04. The Crawl
05. Sister Of Pain
06. Red Hot
07. Girls, Girls, Girls
08. Same Ol' Situation (S.O.S)
09. Home Sweet Home
10. You're Invited (But Your
Friend Can't
Come)
11. Black Promises
12. Looks That Kill
13. Dr. Feelgood
--- ENCORE ---
14. 25 Or 6 To 4
15. Wild Side
16. Live Wire
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1996/03
Vince Neil、ワーナー・ブラザースとの契約を失う。MOTLEY
CRUEのアルバム制作も大幅に遅れていたことから、「Vince、Motley
Crueに復帰!?」のウワサが出始める。
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1996/04
Tommy Lee、妻Pamela主演の映画「Barb Wire(バーブ・ワイヤー)」のサントラ用に、自身のソロ・トラック
"Welcome To Planet Boom"をリミックスして提供。TOMMY
LEE Featuring PAMELA ANDERSON LEE名義でシングルがリリースされる。
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1996/05
Nikki Sixx、ファンク系バンドBOXING GANDHISのリーダーDavid
Darling(デビッド・ダーリング)とセッション。来るべきサイド・プロジェクト実施に向けてデモをレコーディング。
ちなみにDavid Darlingの妻 Bree Daringは、Nikkiの妻Brandi(当時、離婚調停中)の母親であり、Nikkiの義理の母親ということになる
(なので、Nikkiと同じく1958年生まれのDavidは、Nikkiの義理の父親ということになる)。
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1996/06/05
Tommy Lee、妻Pamelaとの間に長男Brandon Thomas
Lee(ブランドン)をもうける。
以前から子供が欲しくてたまらず、常々Nikki(3人の子持ち)を羨ましく思っていたTommyは自宅での分娩を手伝い、子供が生まれた30分後には、後のアルバム「GENERATION
SWINE」に収録される"Brandon"を書き上げていた。
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1996/06
Vince Neil、WARRANT, SLAUGHTERとの北米パッケージ・ツアーを開始。解雇されたVik
Foxxに代わり、元OZZY OSBOURNEバンドで後にMotley
Crueに加入することになるRandy Castilloがドラマーとして加入。
ただし、同ツアーに対する意欲を全く失っていたVinceは、プレイ中に勝手にステージを降りてしまうなどの振る舞いが相次ぎ、結果、残りスケジュールを残して同ツアーをキャンセル。
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1996
前年に妻Brandiと離婚(調停中)となっていたNikki
Sixx。離婚にまつわる憂鬱を振り払うためにブラインド・デートを繰り返していたが、Tommyの妻Pamelaの紹介により、Pamelaと同じく人気テレビ・ドラマ「BAYWATCH」に出演していた女優Donna
D'Errico(ドナ・デリコ)と出会う。
2度目のデートでNikkiはDonnaをレストランBamboo(バンブー)に連れて行き、会話をしながら惚れ込む。その後2人はNikkiの自宅に赴くが、Nikkiは嫌われるのを恐れるあまり中途半端な態度となり、怒ったDonnaは帰ってしまう
(Nikkiは、この経験をもとに"Afraid"を書く)。その後、数回のデートを経て、NikkiはDonnaと交際し始める。
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1996/09
Tommy Leeが妻Pamelaとミード湖に休暇に出かけた際に撮影した、2人の性行為を撮ったビデオが盗まれ、市場に流出。後に「Pam
& Tommy Lee ・ Hardcore & Uncensored」のタイトルで発売される。この一件の前後から、TommyとPamelaの仲はギクシャクし始める
(この年の終わりごろには離婚寸前にまで陥るが、Tommyの謝罪により回避)。
また、TommyはHollywoodのViper
Room(ヴァイパー・ルーム)で行われたパーティから出てきたところをパパラッチに撮影され激怒。パパラッチのカメラを取り上げようと暴れまわるが、その際にカメラマンを暴行したとして後に告訴される。
上記2つの案件により、後の数年間、Tommyの周囲には裁判がらみのゴタゴタが続く。
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1996/09
Motley CrueのマネージャーAllen Kovacと VinceのマネージャーBurt
Steinの主導により、Nikki, Tommy, Mickの3人とVinceによる極秘ミーティングがLAのホテル「Hyatt
Regency」で行われる。
一触即発の不穏な空気の中で始まったミーティングであったが、マネージメントの説得により、2時間を経てそれぞれが矛盾を感じながらも納得。バンドはVince復帰に向かって動き始める。
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1996/09/13
John Corabi、MOTLEY CRUEから脱退。
Nikki, Tommyに振り回され、ここに至るまで悪夢と言える日々を過ごしていたJohnは、マネージャーAllenから「バンドにVinceを戻す」と聞かされ、「打ちひしがれると同時にホッとした」と後に語る。
(※Johnはその後、元KISSのBruce Kulick(ブルース・キュー
リック)とUNIONを結成するが、2人の組み合わせの提案をしたのはNikki
Sixxだった)
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1996/09
Vince Neil、Nikkiの自宅に赴き、約4年半ぶりにMotley
Crueのレコーディングに参加。
ただし、双方の軋轢は簡単には解消されず、中でもTommyは露骨に不快感をあらわにする。脱退したJohnに事あるごとに電話が掛けられ、Johnは皆の不満を聞かされると共にヴォーカルやギターのヘルプに駆り出される
(が、マネージメントから依頼された作業にも関わらず、「オレは聞いてない!」としてMickを激怒させていしまう...)
また、アルバムの方向性, プロデューサーScott
Humphreyとの関係に悩んでいたMickは、憂さ晴らしにJohnを連れて趣味の射撃に出かけるが、誤ってJohnの女友達を銃弾の破片で傷つけてしまう
(後に訴訟を起こされるが示談。この事件で、またしてもMickは有り金を使いきってしまう)。
既にJohnのヴォーカルで完成されたトラックに改めて歌を入れる作業が大半のため、Vinceのモチベーションは上がらず。二日酔いで現れては短時間のスタジオ入りで切り上げていた。
(プロデューサーScottは、この時の作業を「Vince
Neilのチャンスの窓」と呼んでいた (Vinceは3本目のビールから6本目のビールを飲み干すまでが調子が良く、その窓が閉まらないうちに作業しなければならない))
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1996/10
Nikki Sixx、彼女Donnaと同居を始める。が、同時に離婚調停中だった妻Brandiから慰謝料請求の訴訟を起こされる。
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1996/12
Tommy Lee、バンドの次作のタイトルは「GENERATION
SWINE」と発表。また、翌年1月にLAで行われる「American
Music Awards」でバンドが演奏することを表明。
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1996/12/23
11月にBrandiとの離婚が成立したNikki。Donnaと正式に結婚。
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