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Vince Neil - 「TATTOOS & TEQUILA
Motley Crueのヴォーカリスト Vince Neilによる、通算3作目のソロ・アルバム(※2003年のLive盤を除く)。Vinceは新曲(オリジナル)2曲+カバー曲10曲で構成されたアルバムの内容について、「アルバムの内容は "ロックン・ロール"さ。他に何も言うことはないね」とコメント。レコーディング・メンバーは、現在のVinceのソロ活動をサポートする Jeff Blando (G / SLAUGHTER), Dana Strum (B / SLAUGHTER), Zoltan Chaney (Dr)を中心とした布陣。プロデュースはVince自身と、Marti Frederiksen (AEROSMITH, BUCKCHERRYなど)、Jack Blades (DAMN YANKEES, NIGHT RANGER)が担当。アメリカでのレーベルはEleven Seven Music(社長:Nikki Sixx)。日本ではユニバーサル・インターナショナルより、2010年6月9日リリース。
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01. Tattoos And Tequila (Album Version)
本アルバムに向けてMarti Frederiksenが書き上げたトラックで、アルバムからの1stシングル。テーマはロックン・ロールなライフ・スタイルへの賛歌。ラスベガスの自宅プールや、自身が経営する「Dr. Feelgoods : Rock Bar & Grill」での撮影映像が盛り込まれた、Vinceワールド全開のPVは→ コチラから視聴可能。



02. He's A Whore
(※CHEAP TRICK: アルバム「CHEAP TRICK」(1977年)収録曲)

Motley Crue加入以前のVinceが、当時在籍していたバンドROCKANDI時代にレパートリーとしていた曲。「いろんなパーティやクラブなど、あらゆる場所で歌ったものさ」とVinceは語る。ちなみに、同曲はアルバム「THEATRE OF PAIN」(1985年)制作時に収録が予定されていたカバー曲であったが、バンドは最終的に"Smokin' In The Boys Room"を選択。同曲がBillboardシングル・チャートで16位を記録するヒット・シングルとなったことは周知のとおり。



03. AC/DC
(※SWEET: アルバム「DESOLATION BOULEVARD」(1975年/ リイシュー前のUS盤のみ)など収録曲)

1stソロ・アルバム「EXPOSED」(1993年)においてSWEETのカバー("Set Me Free")に取り組んでいたVince。「オレだけじゃなく、他のMotley Crueのメンバーも心からSWEETを賞賛していた。バンドが始まった頃は特にね」。通算2曲目となるSWEETのカバー("A.C.D.C."が本来の綴り)が収録されているアルバム『DESOLATION BOULEVARD』は、Vinceもお気に入りのアルバム。



04. Nobody's Fault
(※AEROSMITH: アルバム「ROCKS」(1976年)収録曲)

ハイスクール時代、Vinceが仲間とともにサーフィンに明け暮れていた頃、1957年型Chevy Pickup(トラック)の荷台にはサーフボードが、そしてカーオーディオ(8トラ・カセット)には『ROCKS』が定番だった。「ビーチでずっと『ROCKS』を聞いていた。いつでも、どこに行く時でもね。オレは"Nobody’s Fault"が、AEROSMITHのレコードの中で一番ロックしていて、最も惹きつけられた曲の1つだったことを覚えているよ。」



05. Another Bad Day
Nikki SixxがMotley Crueの「NEW TATTOO」(2000年)制作時に書いた曲で、いったんレコーディングが行われたものの、最終的にボツになった曲。ただしVinceは同曲を「最高のバラードだ」と感じており、いつの日か世に出すタイミングを待っていた。



06. No Feelings
(※SEX PISTOLS: アルバム「NEVER MIND THE BOLLOCKS, HERE'S THE SEX PISTOLS」(1977年)収録曲)

「Motley Crueとして本格的に活動を始める前、オレは電気工として働いていたけれど、その頃は絶え間無しにSEX PISTOLSを聞いていた。中でも"No Feelings"はオレのお気に入りだったから、カバーするのも楽勝だったね」。レコーディングにおいては、Vinceが望むヴォーカルのフィーリングに原曲が持つアクセント(イギリス英語)を如何にマッチさせるかで試行錯誤があったそう。



07. Long Cool Woman
(※THE HOLLIES: 1972年のヒット・シングル。コンピ盤などに収録)

同曲はVinceがよく知る"夜の世界(酒、オンナ、トラブル)"をテーマとした曲。特にVinceは、土曜の夜のクラブへの手入れ(ガサ入れ)を通して描かれるストーリー(歌詞)に惹きつけられたそう。オリジナル・バージョンは、当時のBilboardシングルチャートで2位を記録したヒットナンバー。



08. Another Piece Of Meat
(※SCORPIONS: アルバム「LOVEDRIVE」(1979年)収録曲)

ハイスクール時代、VinceがTommy Leeと連れ立っていた頃の思い出の曲。「日がな一日、オレ達がTommyのバン(1BOXカー)でウロウロしてた頃さ。『LOVEDRIVE』だけは何度も聞いてたっけ。で、今回この曲に取り組むにあたり、オリジナルとは全く違うサウンドでアレンジしてみたんだけれど、誰もSCORPIONSのカバーだと気付かないんじゃないかな? とてもエキサイトしたね」



09. Who Will Stop The Rain
(※CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL: アルバム「COSMO'S FACTORY」(1970年)収録曲)

1970年にBillboardアルバムチャートで1位を記録したヒット・アルバムからの選曲で、Vinceが大好きなナンバーの1つ。Vinceはクラシック・ロックとして名高い同曲をカバーするにあたり、ある少しの方法論で臨んだそう。「オレはカバー曲を歌うにあたり、常々"オレがこの曲をレコーディングし直すならば"って、自分に言い聞かせながら歌うんだけど、これは完璧にハマった1曲だね」



10. Viva Las Vegas
(※ELVIS PRESLEY: サントラ・アルバム「VIVA LAS VEGAS」(1964年)など収録曲)

バー&レストラン「Dr. Feelgoods Rock Bar and Grill」、Tattooショップ「Vince Neil INK」、航空会社「Vince Neil Aviation」など、ラスベガスで多彩な事業を展開するVinceにとって、この街は第二の故郷。今回、アルバム収録を念頭としたカバー曲を選ぶにあたり、最も上位にリストアップされたのがこの曲。



11. Bitch Is Back
(※ELTON JOHN: アルバム「CARIBOU」(1974年)収録曲)

現代風にアップデートされたリズムと、Vinceによる攻撃的なヴォーカルが原曲を知る者にサプライズを与える、アルバム最後を飾るトラック。オリジナルは各国でヒットを記録した、Elton初期のロックンロール・ナンバー。日本での邦題は "あばずれさんのお帰り"。



12. Beer Drinkers And Hell Raisers
(※ZZ TOP: アルバム「TRES HOMBRES」(1973年)収録曲)

日本盤および、ヨーロッパ盤1stプレス(デジパック)のみ収録のボーナス・トラック。同曲はこれまでMOTORHEAD, TESLAなどにもカバーされている。




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