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Japan Tour 2000 Special


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Maximum Rock 2000 Japan Tour Special


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Report02 (by TK)

>来日公演終了後、「TKさん」に投稿いただいたレポートです (thanx !)

★11/7:大阪公演のレヴュー、私も気合を入れて書きたいと思います。

SET LIST
1) KICK START MY HEART
2) SAME OL’ SITUASION
3) PRIMAL SCREAM
4) PUNCHED IN THE TEETH BY LOVE
5) KNOKIN’EM DEAD KID
6) DR.FEELGOOD
7) HOME SWEET HOME
8) DON’T GO AWAY MAD
9) WILD SIDE
10) HELL ON HIGH HEELS
11) GUITER SOLO
12) LOOKS THAT KILL
13) PEACE OF YOUR ACTION
14) GIRLS GIRLS GIRLS
−−−−−−−−−−−−−−−−
15) SHOUT AT THE DEVIL
16) LIVE WIRE


★定刻過ぎて開始したが、客のノリもよく、会場はSOLD OUTなだけノリがよい。
3階席まであるフェスティバルホールなだけにどこから見てもよく見える。

一曲目はKICK STRAT MY HEART!!!
音響もよく、メンバーも比較的コンディションはよく見えた。但しNIKKIは風邪をひいているせいか、元気がない。
動きも飛び跳ねたりする独特なアクションが少なかった。しかし!!!音は最高、
特に冒頭から圧倒されたのはサマンサ・マロニー嬢のバスドラ。体の芯まで届くバスドラで自然とテンションがあがった。
最後のMICKの「KICK START MY HEART」とトーキングモジュレーターを使った台詞も健在!!!
冒頭から興奮の嵐だ!!続いてVINCEがギターを掲げSOSが始まる。今日のVINCEのコンディションは非常によい。
特に高音域が出ており、99年と比べると天地の開きがある。
間髪入れずにNIKKIのベースから始まるPRIMAL SCREAM。このときのVINCEも多少フェイクしているものの非常に声は出ていた。
このときのSAMANTHAはTOMMYとは異なるドラムパターンを披露していた。(特にロールは変えていた。)
4曲目はNEW TATOOからPUNCHED IN THE TEETH BY LOVE。爆音ギターで始まった!
アルバムを聞けばぱっとしない曲だがライブになると全く違う。MOTLEYがライブバンドであることを証明する曲であった。
ROCK,N ROLL色の強い曲であるせいか正統派ハードロックのノリで観客は対応していた。腕を突き上げ、サビはみんなで歌っていた。

ここで驚くのは2回目のギターソロ。
NIKKIがSAMANTHAのドラムキットの近くに寄った瞬間、サマンサの爆音ドラム!!!強烈なバスドラから始まり、
その後、MICKスピーディーなソロが続く。リズムが若干速くなったが、ここは気にしない。
悪く言えば安定感がないが、よく言えばライブを盛り上げるリズム転換。周りも自然と盛り上がる。
この曲から感じたが今後の曲もツーバス連打の場面になるとSAMANTHAのリズムが早くなるのは目立った。
意図的なのかそうかは定かではないが、今日の観客の盛り上がりを考えると非常に盛り上がりを重視したプレイであった。
5曲目のKNOKIN’EM DEAD KIDは2NDアルバムからの曲だがさすがに古いせいか観客のノリも若干変わっていた。
古くからのファンにはたまらないデカダンな曲であった。このときのVINCEは初期を意識していたように感じた。
初期のVINCEは今の鼻に掛かった声とは異なり、ハスキーな部分が強かったが、よりハードでグラマラスなスタイルで在った。

「DO YOU FEELGOOD?DO YOU FUCKIN’ FEELGOOD?」と6曲目はDR.FEELGOODが始まる。
2曲目から身を引いていた女性バックコーラスもナースの衣装に着替え、コーラスに参加している。
バッキングコーラスが入ることでVINCEがずいぶん楽になり、残りの必要な部分は十分余裕を持って歌えている。
「GUITER!!!」の叫びも健在でミックのライトハンドも冴える!!!
この曲ではSAMANTHAはドラムパターンをTOMMYのとは変えていて、シャッフル等も多用してた。
7曲目はHOME SWEET HOME。メンバーは一度身を引き、MICKだけが残る。
D・Gmを中心としたコード引きの後、イントロへ。サビの途中、VINCEは観客席最前列に行き、観客とハイタッチ!!!うらやましい!!
NIKKIともタッチをし、90年の武道館でのハイタッチを彷彿とさせる。これぞMOTLEY!!!

続いて再びVINCEがギターを掲げ、DON'T GO AWAY、更にWILDSIDEと続く。
バッキングコーラスの二人はハンターをイメージさせる衣装で登場。「MAKE SOME NOISE!!!」の声に会場も答える。
ラストはサマンサのパワフルなロール!!!今回はラストのギターソロもなかった。NIKKIのあおりに観客も答える。
VINCEはコーラスと絡むわ、はNIKKIとSAMANTHAは絡むわ、いかがわしい!!!
10曲目はNEW TATOOからHELL ON HIGH HEELS。特にMICKのギター、NIKKIのベースがうまくユニゾンされていて、
重低音が響く。女性コーラスも冴える。コーラスがあるせいかVINCEのボーカルも大分楽になっていた。
続いてMICKのギターソロ。珍しく早弾を披露していた。

LOOKS THAT KILLではVINCEの声がよく出ていた。この手の曲は本当にすきなんだろうな。完璧でした。
テンションも変わらず!!!この曲は下手をすれば単調になりますがここはSAMANTHAの出番!!、所々パターンを変え、飽きさせませんでした。
PIECE OF YOUR ACTIONの前にDRUM’N BASS。、簡単にリズムを刻んだ後、
CRAZY GUITER MICK、NIKKI(VINCEは肩を2回も抱き寄せ絡み合っていました。そういえば曲間で内緒話もしていたなあ。)、
SAMANTHAと続き曲が始まる。この曲ではVINCEは所々フェイクが目立った。
NIKKIの動きはあまりよくなかったが会場を盛り上げるつぼを心得ており、テンションは常にキープされていた。
最後はGIRLS×3.バッキングコーラスの女性は超ミニ!!!グラマラスでいかがわしいMOTLEYの本領発揮となる!!!!
コーラスは大合唱、ギターは爆音!!ここでもSAMANTHAは若干リズムを変えていた。
ここでいったん終わり、アンコール。

SHOUT AT THE DEVIL(古いバージョン。)アンコールでNIKKIは
ジャージ(赤の線が入った黒い)から青いつなぎに着替えていた!!!
さらに驚くのは近年VINCEのヴォーカルはライブの後半になると衰えるが、ここでは衰えがない!!!更に高音域もしっかり出ており、
ハスキーな声で歌いまくっていた。当然FINISHは97バージョンで終わった。

そしてラストはLIVE WIRE!!!SAMANTHAのツーバスがここでもパワー炸裂!!!!
ツーバスになると若干リズムが速くなるため、興奮が高まる。しかもサビも前回ツーバス!!!よくここまでやるパワーがあるなあ、と脱帽。VINCEの高音もよく出ており、最後はNIKKIも観客をあおるあおる!!!NIKKIがあおるとここまで観客は乗れるのか!!!やはりスター性がある!!!!
VINCEのシャウト、NIKKI・MICK・SAMANTHAの爆音サウンドで曲はフィニッシュ。
最後はサイレンが鳴り、メンバーがみんなでお辞儀してめでたくライブは終了!!!!

全体を振り返るとNIKKIの不調が目立った。やはり風邪がまだ直っていないのか? 
ジャンプ、ローリングなど、ダイナミックなNIKKIのアクションが少なかった。
但し、所々観客を盛り上げるツボは心得ており常に観客の心をひきつけたのはさすが!!!
それをカバーするかのようにVINCE・MICK・SAMANTHAのコンディションは良好であった。
VINCEのVOCALは99年のZEPP大阪に比べはるかに回復しており、高音は十分カバーできていた。ぜんぜん年じゃありませんでした!!!
MICKはやはり安定したサウンドを築きあげていた。
そして、一番貢献度が高いのはSAMANTHA。TOMMYとスタイルが近いため、MOTLEYファンには抵抗なく受け入れられははず。
(ランディはそつなくこなすタイプで、リズムキープは完璧なため、どちらかというとTOMMYとは明らかにタイプが違うから人によっては抵抗があったと思う。:私はOZYY時代からのファンだたからすきだけど。)
ツーバスを多用するときはリズムが速くなったが、観客のテンションをあげるのには十分に効果的であった。
さらに、NIKKIはSAMANTHAのリズムのずれにすばやく対応できていてさすがというプレイも見せていた。

全体的にROCKしていたライブだった。TOMMYが不在なのはMOTLEYにとって痛手だが、
現在のこのラインアップもいかがわしいMOTLEYらしくてすばらしい。パーマネントでないのが残念である。
(パーマネントで在ってほしい!!!掛け持ちすればいいのに!!!)
いずれにせよ、今年度のNO1パフォーマンスであることは否定できない!!最高のショウでした。



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