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Motley Crue - SHOUT AT THE DEVIL

* update 2009/01


SHOUT AT THE DEVIL 「シャウト・アット・ザ・デヴィル」

01. In The Beginning
02. Shout At The Devil
03. Looks That Kill
04. Bastard
05. God Bless The Children Of The Beast
06. Helter Skelter
07. Red Hot
08. Too Young To Fall In Love
09. Knock 'Em Dead Kid
10. Ten Seconds To Love
11. Danger
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12. Shout At The Devil (Demo)
13. Looks That Kill (Demo)
14. Hotter Than Hell (Demo)
15. I Will Survive (Unreleased Track)
16. Too Young To Fall In Love (Demo)
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* エンハンスドCD仕様 "Looks That Kill" PV収録


Album Details:
* Original Released : 1983/09/26
* Line-up : Vince Neil (Vo), Mick Mars (G), Nikki Sixx (B), Tommy Lee (Dr)
* Produced by : Tom Werman for Julia's Music, Inc.
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* Debut : 157 (1983/10)
* Peak : 17 (1984/03)
* Top200 : 111 weeks / Multi Platinum (x4 / 4,000,000 over)
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* Single : #03."Looks That Kill", #08."Too Young To Fall In Love", #06."Helter Skelter"
* Video : #03."Looks That Kill", #08."Too Young To Fall In Love"


Liner Notes:
Tom Wermanをプロデューサーに迎え、よりダークにアグレッシヴに、ヘヴィ・メタリックな方向性で制作された2ndアルバム。初の本格的なレコーディング作となった本作をキッカケに、Motley Crueは若手アメリカンHRバンドの旗手としてブレイク。発売第2週で約200,000枚を売り上げ、全米チャート最高位17位を記録した (後に400万枚以上を売り上げ、マルチ・プラチナムを獲得)。

オリジナル・ジャケット(LPレコード) は、黒地に黒の逆ペンタグラム(五芒星、星を逆さにすることで悪魔の象徴の意味となる)が描かれたダブル・ジャケット(見開き)仕様。Nikki Sixxは当時を振り返り 「初めてこういうことができる予算があったんだ、単純にカッコいいと思ってた」と語っているが、当初はペンタグラムの替わりにハーケンクロイツ(鍵十字、ナチスの党章)を使う案もあり、「深く考えてなかったが、ハーケンクロイツを使わないで本当に良かった(笑)」とも告白している。

ただし、ハーケンクロイツでなくとも充分に物議を醸す上記のジャケット・デザインは、その後の1985年にアメリカの検閲団体PMRCから「悪魔崇拝をイメージさせる」との批判を受け、1989年のCD化に際しメンバー4人の写真が並んだデザインに差し替えられた。


オリジナル・ジャケットやアルバム・タイトルから、内容に関しても悪魔主義的なものを連想させるが、実際には 「若い力が未来を開く、そう、悪魔(体制・権力)にむかって叫ぶんだ!」 という一節(#01)や、10秒間のセックス・ソング(#10)、夢と狂気の街"Hollywood"を歌った(#11)など、悪魔云々よりも当時の彼等を取り巻くストリート・レベルでの題材がテーマとなっている。

本作からは#02, #08がシングル・カットされ、プロモーション・ビデオも制作された。またTHE BEATLESのカヴァー曲である#06は、12インチ・ピクチャー盤 (他3曲を含むシングル盤、日本盤の発売は無し)として発売されたが、この曲のビデオは制作されていない。

アナログ盤(レコード)でのリリース当初、#10は "Ten Seconds Till Love"の表記となっていたが、後のCD化で改められ、以後は"Ten Seconds To Love"がスタンダードとなっている (単純な誤植とされている)。また、アルバム・カバーを含む一連のアート・ディレクションを手掛けたのは、KISSのイメージ写真などを手掛けたカメラマンBarry Levine。デザインはBob Defrinによる。(※Bob DefrinはAC/DCの「LET THERE BE ROCK」以降のアルバム&ロゴデザインを手掛けたデザイナー)


※商品情報:「シャウト・アット・ザ・デヴィル」
(商品情報は「Amazon.co.jpアソシエイト」による)


Additional Info:
#12- #16は1999年のデジタル・リマスター盤 "CRUCIAL CRUE (ミレニアム・シリーズ)"リリース時に追加されたトラック。同シリーズのリリース時には、日本国内のみの限定盤として紙ジャケット仕様のCDが発売されたが、その際の本アルバムのアートワークにはオリジナル・ジャケット(ダブル・ジャケット)が復刻再現された (通常盤は、メンバー4人の写真によるジャケット)。

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2003年のアメリカでのレーベル移籍(Beyond→ Hip-O)に伴う再発時には、エンハンスド・ビデオ・トラックが追加収録された。

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日本盤の紙ジャケット仕様は、2005年に行われた来日公演(2005/11/19- 11/17、全7公演)を記念した限定盤として、2005/10/26にも発売されているが、アートワークには再び「オリジナル・ジャケット」が再現されている。

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紙ジャケット仕様は、2008年のアルバム「SAINTS OF LOS ANGELES」のリリースにあわせ 2008/06/25にも発売されているが(3回目は全10枚, SHM-CD仕様, 初回限定盤)、アートワークには再び「オリジナル・ジャケット」が再現されている。(※1999年リリースの紙ジャケットは、ダブルジャケットの天地面が箱形状で、さらに両端が切り落とされた仕様となっていたが、2008年盤ではそれらの欠点は改められ、よりオリジナルのLPレコード(ジャケット)に近づいた形状となっている)


Tracklisting:
* (A1)~ (B4)は、LPレコード(A / B面)でのトラック番号


01 (A1). In The Beginning / イン・ザ・ビギニング
 (Music: Workman / Lyrics; Sixx)

 アルバムの幕を開けるSE。ナレーションはNikkiがバンドのマスコットとして考案した架空のキャラクターAlistair Fiend / アリスター・フィーンドによるもの (とされているが、実際にナレーションを読んだのはエンジニアのGeoff Workman)。



02 (A2). Shout At The Devil / シャウト・アット・ザ・デヴィル
 (Sixx / Sixx)

 アルバムのタイトル・トラック。Vinceによると、三人称("He" / 彼)で歌われている歌詞はレコーディング時のVinceのアイデアによるもので、元々は一人称("I" / 俺)の歌詞だった。



03 (A3). Looks That Kill / ルックス・ザット・キル
 (Sixx / Sixx)

 アルバムからの1stシングル。強烈なヴィジュアル・イメージを打ち出したプロモーション・ビデオによって、バンドの人気は急上昇。Billboard Hot 100(シングル・チャート):54位。



04 (A4). Bastard / バスタード
 (Sixx / Sixx)

 アルバム・リリースの前年に契約金を持ち逃げした初代マネージャーAllan Coffmanについて書かれた曲。ドライヴ感あふれる疾走ナンバー。



05 (A5). God Bless The Children Of The Beast / 聖なる野獣
 (Mars)

 Mick Marsによるインストゥルメンタル・ナンバーで、元々はアルバム制作時のアウト・テイク"Black Widow"から発展した曲。アルバム・リリースに伴うツアーではショウ途中のブレイク・パートとして使用された。



06 (A6). Helter Skelter / ヘルター・スケルター
 (Lennon & McCartney)

 THE BEATLESのアルバム「THE BEATLES」(1968年)収録曲のカヴァー。バンドは1984年12月にリリースした12インチ・シングルを、カルト教団の指導者であり殺人罪で服役中のCharles Manson(チャールズ・マンソン)に送っている。



07 (B1). Red Hot / レッド・ホット
 (Sixx, Mars, Neil / Sixx)

 1982/10/31にサンフランシスコのConcord Pavillionで行われた「ハロウィーン・スペシャル・ショウ」のアンコールにて、初めてLiveでプレイされたナンバー。タイトル通り、ふんだんに火を使った演出により「史上最高のグラム・ロック・ショウ」と絶賛されるが、ステージを下りた途端に消防署から1000ドルの罰金を言い渡された逸話がある。



08 (B2). Too Young To Fall In Love / 恋をするには若すぎる
 (Sixx / Sixx)

 アルバムからの2ndシングル。1920年代の上海をイメージしたプロモーション・ビデオの撮影は、ニュー・ヨークの12thアベニューにある倉庫の下の廃棄トンネルで7万5000ドルの予算をかけて行われた。Billboardシングル・チャート:90位。



09 (B3). Knock 'Em Dead Kid / ノッケン・デッド・キッド
 (Sixx, Neil / Sixx)

 Nikkiは1982年2月にSunset Stripのナイト・スポット「Rainbow Bar And Grill」前の路上で他の客とトラブルとなり、チェーンを振りかざし暴れたことで逮捕されているが、その際に受けた警察官からの理不尽な暴行に憤慨。この曲はその経験をもとに書かれたナンバー。



10 (B4). Ten Seconds To Love / テン・セカンズ・トゥ・ラヴ
 (Sixx / Sixx, Neil)

 エレベーターの中での10秒間の情事について書かれた、Motley Crue流のラヴ・ソング。本アルバム収録曲の歌詞はカヴァー曲を除き全てNikkiが手掛けているが、この曲のみVinceが共作。



11 (B5). Danger / デインジャー
 (Sixx, Mars, Neil / Sixx)

 17歳でLAでの生活をスタートさせたNikkiが描写した、夢と希望、そして狂気の街 "Hollywood"で過ごした日々。Nikkiは、この曲のエンディングで「10年もの長い間、涙と恐怖しかなかった。終わりは近い」と結ぶ。


Bonus Tracks:

12. Shout At The Devil (Demo) / シャウト・アット・ザ・デヴィル(デモ)
 (Sixx / Sixx)

 #02の初期のデモ。"悪魔崇拝者"と誤解されるキッカケになった曲ではあるが、実際、当初のNikkiはアルバム・タイトルを「SHOUT WITH THE DEVIL」にすることを計画していた(皆の反対にあって断念(笑))。



13. Looks That Kill (Demo) / ルックス・ザット・キル(デモ)
 (Sixx / Sixx)

 「ある日の午後、Tommyがドラムを叩き、Vinceがマイクを手にし、Mickがギターを鳴らす。ただそれだけの、純粋なマジックにより生まれた曲」とNikkiはコメント。



14. Hotter Than Hell (Demo) / ホッター・ザン・ヘル(デモ)
 (Sixx / Sixx)

 アルバム制作時のアウト・テイク。曲じたいは1stアルバム・リリース時(1982年)に既にLiveでプレイされていたナンバーだが、後にタイトル及び歌詞を変更のうえ、1985年発表のアルバム「THEATER OF PAIN」に "Louder Than Hell"として収録され、やっと日の目を見た。



15. I Will Survive (Unreleased Track) / アイ・ウィル・サヴァイヴ(アンリリースド・トラック)
 (Mars, Sixx / Sixx)

 アルバム制作時のアウト・テイク。Mick Marsいわく「当時、アルバムに収録するにはインパクトに欠けた曲。でも、今となってはカッコいい曲だと思う」



16. Too Young To Fall In Love (Demo) / 恋をするには若すぎる(デモ)
 (Sixx / Sixx)

* 日本盤のみのボーナス・トラック

 Vinceいわく 「このデモを録音した時、オレはこの曲に慣れてなかった。そういう意味じゃ、ベスト・コンディションじゃない時のオレのサウンドが聞ける、最低で興味深いトラックだ(笑)」


Personnel:
* Recorded and Mixed by : Geoff Workman at Cherokee Studios, Hollywood, California
* Second Engineer : Doug Schwartz
* Mastered by : George Marino at Sterling Sound, New York, NY


Release Info:US
[ Original Released ] by Elektra/ Asylum Records (Elektra Entertainment)
[ Re:Released 1999 ] by Motley Records / Beyond Music
 * #12- #16 Recorded at : The Annex 1982/12, Engineer : J. Dodge
 * Remastered by : Chris Solem at Future Disc 1999
[ Re:Re:Released 2003 ] by Motley Records / Hip-O Records (Universal Music)
[ Re:Re:Re:Released 2008 ] by Motley Records / Eleven Seven Music


Release Info:JP
[ CD Released 1989/07/10 ] by ダブリューイーエー・ジャパン 18P2-2752
[ Re:Released 1997/02/25 ] by イーストウエスト・ジャパン AMCY-2081
[ Re:Re:Released 1999/06/02 ] by ポリドール POCP-9187
 *紙ジャケット仕様限定盤 / 通常盤
 *ボーナス・トラック追加 / デジタル・リマスター / HDCD(以降の再発盤も同リマスター音源使用)
[ Re:Re:Re:Released 2003/10/22 ] by ユニバーサル・インターナショナル UICY-3759
 *エンハンスドCD仕様(ビデオ・トラック追加、以降の再発盤も同仕様)
[ Re:Re:Re:Re:Released 2005/10/26 ] by ユニバーサル・インターナショナル UICY-9613
 *紙ジャケット仕様限定盤
[ Re:Re:Re:Re:Re:Released 2006/10/18 ] by ユニバーサル・インターナショナル UICY-6488
[ Re:Re:Re:Re:Re:Re:Released 2008/06/25 ] by USMジャパン UICY-93491
 *紙ジャケット / SHM-CD仕様限定盤




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